7月7日808号
鋏袋3

みなさまこんにちわ、吉爺でおます。梅雨本番よく降りますね。ところが吉爺ン店、壁天井が石膏ボードにペンキ塗りなもんで、意外とよく湿気吸ってくれます。
タオルも帰り際に干せば朝にはしっかり乾いてますわ。



そろそろ閉めないと怒られそうな鋏袋作業、何やかんやで続いてます。


前回までの作業や実験にて


「お床をCMC+パラフィンあっさりで、表面からオイル一回だけべたっと塗布」


この必勝方程式を確立したあたりから作業の方向性がはっきりし、着実に前進しました。


今回は実用性重視!


結構ハサミについた毛くずの処理のためステッチで縫わず、すべてホックにて開閉可にすることにしたんですが・・・


ホックの足


長さ微妙な事発覚しました。


まぁ、この辺はコンチョにホックつけるときもだいぶと難儀しましたしね。


と、


カシメも同じで・・・


手持ちの材料じゃ短かったり長かったりと・・・



大カシメに特大カシメ
ジャンパーホック7060に7050と

通常足に特長足とか・・・

大体10個入って100円から300円位だが、全部そろえようと思うと・・・

さらに素材、クロムにアンティーク、ゴールドに真鍮と・・・


じゃ、使用する革の厚みをきっちり計って購入すれば?


ところが、使ってる革は床革。

すなわちヌメ革から銀面のいい所を一定な厚みで漉いた残りなんで、場所によって厚みは微妙に違うんです。

贅沢を言えば、さらにこの床革を厚さ指定で漉いてもらえばいいのですがね。

よく締まったいい革なんですが、これまた部位によってはへこみ具合が若干違います。


どういう事?


同じ厚みと思っても、カシメていくとカシメ具合が違ってくる。


高級な銀面付ブランドレザー欲しいなぁ〜〜〜〜



まぁ、近所に金具屋さんあったらそのつど買いに行けるんですが・・・



じゃ、全種類買いそろえますか?



今度はホック屋さんでもできそうだ!




16/06/30


7月14日809号
鋏袋4!

みなさまこんにちわ、吉爺でおますが。暑い日続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?先週までは何とか夕方からはエアコンなしでも耐えれましたが、週末からはダメでしたね。
夏のイベント心配です。



で、材料と作り方とデザイン。

頭の中でメド立ちましたので、ようやく実行となることとなりました。

床革から切り出すパーツは、外袋にハサミフォルダー、ダッカールフォルダーに取り付けパーツと。

厚みと繊維方向を考えながらさっくり切り出しいざ下処理へ。

床はCMC+パラフィン!

コバには紙やすりで100番から1000番まで仕上げていってからCMC+パラフィン

鋏フォルダはしっかり塗らしてしっかり形成。


ここまでくると後は楽!


何でか?


カシメにホック!


そう、今回縫うこと一切無し!!

穴あけてカシメるだけ!!!


いろんな長さのカシメ類そろっています。


いっきに組みあがってほら完成。


接合部分のコバ整えて

全体的にオイル塗布。


ぐっと締まったシザーケースの出来上がり〜〜〜!



縫うよりカシメ?!



革材料屋さんでそんな話こそっとしたら・・・・



結構そう言う作家さんも居てはるみたい!


薄ての深いめなかばんなんて、外縫いなら何とかなるがカシメていくと・・・


打ち台に難ありか?


そんなときは「木」でさくっと打ち台補助具作ればいいか?



次回予告!


カシメて作るメッセンジャーバック?!?!




16/07/07


7月21日810号
ネオジム?

みなさまこんにちわ、吉爺でおます。暑さ本番!なのに梅雨明けはまだか?蒸し暑い中、疲労がたまってさあ大変。
水分補給忘れずに!


先日、TVにて知ったコスパ最高〜なイヤホン買いました。

音的にはまぁ満足で毎晩ヘヴィーなロックから軽快なボッサまで、吉爺の耳を楽しませてくれます。

今回はこのイヤホンにも使われているであろうと思うチッチャイのにとっても強力な磁石なお話でお付き合いを。



このイヤホンが入ってた箱。フタらしきものに磁力の力でパチッと閉まるギミックがありました。

単なるパッケージのディスプレーなのにマグネットホックを使うなんて、何たる高級感!

ところが、このイヤホン3000円そこそこ!

箱代になんてそんなにかけてられないはず。




分解してみた!



シルバーなペッタンコ磁石と薄い鉄板が入っていた。



直径15mm薄さ1mm



こんなに小さいのにこの磁力、半端なしな強力さ!!!


以前からラン配線とかに使うハブなんかについていた磁石も強力だったが、そん時はまぁそこそこ関心があったが、いまいち使い道が見当たらないままスルーしてたが・・・




革細工時に時々出て来るマグネットホック。


これまた普通に革材料屋で買うと一組700円と結構なお値段。

その上あんまし見せたくないから上から薄い革にて隠してしまいたいが、厚み2mmほどで結構目立つし隙間開きます。



そんなときにこの磁石!




きっと安く薄く手に入れられるはずだ!





ぐぐってみた!




ネオジム磁石!!


小売もあるぞ!!!




早速調べた結果薄さ0.5mmからあるぞ

1個数十円からあるぞ

形もいろいろ

ねじ用の穴開いたやつもあるぞ!!!


表面積が大きくなるほど強力だ

厚みが厚くなるほど強力だ

3000円(税別)以上で送料無料だ!!!



で、



磁石3000円(税別)お買い上げ〜〜〜




お父さんは磁石屋さんね〜〜〜




16/07/14


7月28日811号
ネオジム2!

みなさまこんにちわ、吉爺でおます。梅雨も明けて夏本番!いかがお過ごしでしょうか?
御所は日中こそ猛暑なんですが、日が落ち宵の口を過ぎるころから田んぼを渡る風がふき始め、寝るころには涼しい風へと変わる毎晩でございます。
未だにクーラーなしで寝ております。


いろんな磁石がやってきた!

といっても、10mm単位での注文なので、A4封筒二つ折りに入る程度。

梱包のほうも一つ一つ丁寧に分離包装され細かい作業ご苦労様でした。

それより、封筒開けてびっくりしたのは


「危険」


の文字がでかでかと印字された注意書きのプリント!


なんだか素人が買ってはいけないものを買ってしまって気分だ。


1cm角厚み1mmでも、パチンと合わされば容易に分離できない力強さ!


今回最大でも2cm角の厚み2mm


最強です!


10cm立方を超える磁石って・・・


次回買ってみたいと思います。
(何に使うン?そこは男の子のロマンでしょう!)



磁石が来たら製作開始!

もちろん革!!


作ったがイマイチな小物ポーチ


ホックとコンチョで開け閉めするんだが、内容物が満タン時はパチンと止まる。だが、少し隙間があるとなかなかパチンといってくれない。


各革作家さんたちの作品を見ていると強力なジャンパーホックをあきらめバネホックであったり、差込方式や紐まきつけ型など・・・

なかなか工夫してはる。

苦肉の策は本体側のホックの下に指が入るようにループ上に革を一枚ひいた上にホックというものまで。



そんなときは


「丸型皿穴」


最初はなんのこっちゃか理解できへんかったけど、要するに真ん中にネジ用の穴がある丸い磁石ね!


ジャンパーホック7050のバネ側の直径とぴったりな上ネジ穴はコンチョのネジにもぴったり!!!


お解りですね



コンチョ側に通常ホックのオスのところ磁石をネジにてコンチョと挟み込んで装着

受け側にバネを圧着


見事に



パチリ



いくんでしょうか?


ところが

手持ちの7050はすべてブラス(真鍮)製


当然磁石くっつきませーん!!!


当然ポチって結果は来週。


当然つづく!




16/07/21


このページはよしじ。が個人的に感じたことや思ったことを何にも考えずにぽそっと書いてます。
ここに登場する各団体名並びに名称、個人名はすべてフィクションです。怒らないでね
(ё_ё)


もどる